「誤審」疑惑のシドニー五輪柔道金のドイエ氏来日
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2001.03.29
Web posted at: 5:21 AM JST (2021 GMT)
シドニー五輪の男子柔道100キロ超級金メダリストのダビド・ドイエさん(32)=フランス=が五輪後初めて来日し、28日、東京日仏学院で記者会見した。篠原信一(旭化成)との決勝で誤審があったと全日本柔道連盟が抗議したことについて「残念だ。いつまでもその問題に焦点を当てるべきでない」と主張。「真の勝者は私ではない。柔道そのものだ」と語った。
ドイエさんは五輪決勝で内またを仕掛け、篠原が返した問題の場面について「現役最後の試合で素晴らしい選手と対戦できて最高だった。判定は選手が立ち入れない世界だ」。全柔連が誤審防止策を検討している点には「間違いは少ない方がいい」と語った。
五輪後に引退し、スポーツ関係の会社を設立したほか、フランスの最重量級コーチになった。「日仏の関係は変わらない。一緒に柔道を発展させたい」。会見後は、五輪の日本男子監督だった山下泰裕・全柔連男子強化部長らと旧交を温めた。4月1日には篠原も出場する全日本選抜体重別選手権(福岡)を観戦する。
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