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2001年3月2日 薬害エイズ公判: 松村元厚生省課長が結審 判決は9月28 薬害エイズ事件でHIV(エイズウイルス)に汚染された非加熱製剤の回収を怠り血友病患者らを死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた元厚生省生物製剤課長、松村明仁被告(59)=求刑・禁固3年=の公判が2日、東京地裁(永井敏雄裁判長)で開かれ、1997年3月の初公判から4年を経て結審した。最終弁論で弁護側は「代替製剤には供給量と安全性に不安があり、非加熱製剤の回収は困難。回収の権限もなかった」と改めて無罪を主張した。判決は9月28日午前10時に言い渡される。 産官学の複合過失で起きたとされる薬害エイズ事件では、行政の無策が大きな問題となり、国家公務員が「やるべきことをしなかった」として刑事訴追された初のケースとなった。 松村被告は最後の意見陳述で「国の血液事業に携わった者として、事故が起きたことは誠に残念。ご遺族にお悔やみ申し上げたい。裁判で真相を明らかにして、再発防止に役立てるのが私にできる唯一のこと」と訴えた。 閉廷後、事件の被害者側が会見し、東京HIV訴訟原告団世話人の大平勝美さん(52)が「責任回避に終始するもので失望と怒りを禁じ得ません」などとする東京、大阪両原告団の声明を読み上げた。川田龍平さんも「責任をあいまいにせず断罪する判決を期待している」と話した。
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