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東名阪道で玉突き炎上事故、5人焼死6人軽傷




渋滞中の東名阪自動車道で5人が焼死した玉突き事故(10日午前9時

渋滞中の東名阪自動車道で5人が焼死した玉突き事故(10日午前9時15分、三重県鈴鹿市で)

 10日午前5時40分ごろ、三重県鈴鹿市長沢町の東名阪自動車道下り線で、帰省ラッシュで渋滞中の車の列に大型トレーラーが突っ込み、7台の車が次々に追突するなどした。この事故で、軽ワゴン車など4台が炎上し、このうち軽ワゴン車から3人、軽トラックから2人の計5人が焼死体で見つかり、ほかに6人が軽傷を負った。

 三重県警高速隊によると、軽ワゴン車で死亡したのは、名古屋市昭和区の自然食品販売業由利厚子さん(53)と、二男の朋翠さん(19)、由利さんの孫の阪口若葉ちゃん(6)(愛知県弥富町立白鳥保育園児)の3人。3人は軽傷を負った同区、須崎由香さん(20)と4人で、三重県紀宝町の由利さんの実家に向かう途中だった。軽トラックの所有者は愛知県一宮市の男性で、同隊は、2遺体の身元確認を急いでいる。

 同隊は、大型トレーラーを運転していた茨城県日立市東金沢町、運転手本田恒夫容疑者(33)を業務上過失致死傷の現行犯で逮捕した。本田容疑者は前日夜に日立市を出て、大阪市内に家電製品を運ぶ途中。「居眠り運転していた」と供述している。

 調べによると、走行車線を走っていた本田容疑者の大型トレーラーが、追い越し車線を走っていた大型貨物車に接触した後、前の軽ワゴン車に追突したらしい。現場は鈴鹿インターの北約100メートル。当時、下り線は、帰省客や行楽客らの車で渋滞していた。この事故で、下り線は四日市―鈴鹿インター間が通行止めになった。

 ほかにけがをしたのは、埼玉県児玉町共栄、武政公男さん(44)一家5人。

 高速道路の事故では、1979年7月、静岡県の東名自動車道日本坂トンネルで、計173台が衝突・炎上し、死者7人を出したほか、88年7月には、広島県・中国自動車道境トンネルの玉突き炎上事故で5人が死亡、93年10月には、愛知県一宮市の名神高速道路で、渋滞の車列にトラックが突っ込み、6人が死亡している。

(8月10日13:43)

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